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ヴィーガン料理とワインのペアリングについて




ワインと料理のペアリング(組み合わせ)で一番スタンダードなものと言ったら、

・白ワイン & 魚

・赤ワイン & 肉

ですね。


じゃあ動物性食材を使わないベジ/ヴィーガン・フードとワインは合わないんじゃないのか??

と、多くの方が長年抱いてきた(はずの。たぶん。)疑問にお答えします!!


結論から言うと、ベジ/ヴィーガン・フードと言ってもリーフ・サラダのような野菜の青くささが全面に出たものから

ヴィーガン・チーズやソイミート、ヴィーガン・カレーなど味が濃く、食べ応えがあるものまで様々ある中で、それぞれに合うワインの楽しみ方があります。


もちろん、最終的にどんなドリンクと料理を組み合わせるかは個人の味覚と好みによって選ぶのが一番だけど、ベジ/ヴィーガン・フードとワインのペアリングを積極的に打ち出してる飲食店は日本ではまだごく僅か。

近年の日本の飲食業界のトレンドとして、

 ・ヴィーガンがぐいぐい来てる

 ・日本ワインの質が格段に向上し、ラベル表示法も整えられてきたことで

   国産/輸入にこだわらずワイン市場が好調

  (さらに言えば、オーガニックワイン、ビオワインなどの注目も高まってる)

というのがあるので、この二つを掛け合わせたらどうなるのか・・・?

まあそれは当店にて実験中なワケですが(笑)、このペアリングを知ると、食事の楽しみ方の選択肢がぐっと増えるって意味で、今回ぜひご紹介しようと思いまーす♪


その前にっ・・・

最近は、ワインの楽しみ方自体がすごく多様化してます。

あまりワインを飲まない人にとっては、ワインといったらフランスかイタリア。

ブドウの品種は、白はシャルドネやソーヴィニョン・ブラン、赤ならカベルネ・ソーヴィニョンやピノ・ノワール、メルロっていうイメージが強いかと思いますが実際はヨーロッパの、日本ではあまり知られていないような国や東欧で、4000年とか5000年の歴史がある固有品種から質の高いワインが作られていたり、またワイン作りの歴史が浅いニュー・ワールドと言われるような北米・南米、オーストラリアや南アフリカでも、ヨーロッパから持ち込まれたブドウの苗木をもとに、新しい技術や自然農法によってハイ・レベルなワインが作られるようになってきました。

食のグローバリゼーションが進むと同時に、逆に各国、各民族の伝統的な料理が見直されるようになったり。

さらに、白ワインは冷やして、赤ワインは室温で楽しむのが定番だったのが、軽めの赤も冷やして飲んだら美味しいんじゃね?というブームが来たり。


こういう流れから、ワインを洋食に合わせるだけでなく、スパイシーなエスニック・フードや日本食、寿司、韓国料理とのペアリングを提案する飲食店やグルメ記事も珍しくなくなってきています。


じゃあ、ワインとフードのペアリングは、一般的にどうやって決められるかと言うと・・・

・ワインと料理の「格」を合わせる 

  →おハイソなワインにはおハイソな料理を、カジュアルなワインには気取らない料理を

・地方性を合わせる

  →ワインと食材の産地を合わせる

・風味やボリュームを合わせる

  →さっぱりワインにはさっぱり料理、こってりワインにはこってり料理

・引き立て合わせる

  →甘みのあるワインにしょっぱい料理で甘辛Mix☆

こういう基準で選んでいくと、より食事が楽しめます。



と、言うことで~!

ベジ/ヴィーガン・フードに合うワインって何なのさ??

以下のような組み合わせが人気が高いです。


●スパークリング・ワイン → オールマイティ、何でもイケる!


ロゼ → ワインに合わせにくいといわれるリーフ・サラダやシンプルに調理した芽キャベツ、アスパラなどとグッジョブ!


シラー → ヴィーガン・カレー

荒々しさと黒こしょうの香りが特徴のしっかりした赤、シラーはスパイシーな香辛料の効いたインド料理との組み合わせが人気!


ゲヴェルツトラミネール → 生春巻き、グリーンカレー、ファラフェル(中東のヒヨコ豆でつくった一口コロッケ)

この舌を噛みそうな白ブドウ、ゲヴェルツは、フランスやドイツ、オーストリアなどちょっと寒めな地域で盛ん。

名前に反して(?)ライチのようなフルーティなアロマが個性的。華やかでボリューミーな味わいで、レモンやパクチー、香辛料がきいた東南アジア料理や中東料理などのエスニックな味わいを受け止める、と評判です。

トロンテス

スペイン原産、今ではアルゼンチンの白ワインの代名詞のようなトロンテス。

ゲヴェルツにフレッシュな酸を加えたような、ヨーグルトのようなフレーバーなので、ゲヴェルツと似たペアリングがおススメ。


この他、色々なスイーツをヴィーガン仕様で作ればたくさんの組み合わせが楽しめます♪

リンゴのような香りに樽の効いたシャルドネならヴィーガン・アップルパイ、とか

豆腐とレモンをベースに作ったベジ・チーズケーキならフレッシュな産とオイリーな香りが特徴の白、リースリングとか



この他、以前見た世界ソムリエコンクールのドキュメンタリー映画では、トップソムリエたちが

ボジョレー と ピーナツバターのアイスクリーム(ピーナツバターやココナツミルクでヴィーガン仕様で作れます)

シャルドネと ポップコーン(とうもろこしを炒っただけだからもちろんヴィーガン☆)

イタリアの酒精強化ワイン、マルサラと チョコチップクッキー(チョコチップではないですが、当店では「チョコレートスイーツ盛り合わせ」でヴィーガン&グルテンフリーなチョコクッキーなどもお出ししてます。レシピは・・・長くなるのでまたいつか、笑)

などなど、楽しい提案をしてました♪♪


書いてるだけでよだれが・・・笑。


ぜひ色々試してお気に入りの組み合わせを見つけてみてくださ~い♪

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